ジェロボアム店主のPrivate Cave

神戸元町のワインショップ・オーナーの備忘録。
ワインの試飲レポートや過去の記事、個人的に置いておこうと思った文章、随想録としてこのページを作りました。
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# 日本料理&ジンジャー

日本料理 玄斎のご主人が、ときおりお客さんからジンジャエールはあるか・・と聞かれるそうで、置いてあるのは当然か・・という記事をSNSにあげていた。ご主人が想像していたかは分からないが、多くの投稿、様々な意見が寄せられている。

ご主人を慕うお客さん、若手同業者もいるだろうから、自分なりの考えを述べるのがご主人への敬意という部分もあるかとは思う。

そういう僕も、自分なりの意見をあえてここで表すが、玄斎のような正統派の日本料理の店にジンジャーエールも自家製シロップのソーダ割りも必要ない。どこのメーカーなら甘さひかえめだからいい・・という問題でも、手作りだからいい・・という問題でもない。玄斎を選んで食事に行くのなら、楽しむべきは日本料理の粋。ご主人の考え方の結晶といえるお店で用意されているままを楽しむべき。どんなソフトドリンクなら味を損なわないか・・と考えること自体がいけてない。

代わりに何を用意するか・・そもそも代替案は必要か・・はご主人に考えてもらおう。そのことについて僕に意見はない。

お客さんのご要望が多いとして、それに対応する理由が、純粋にお客さんのことを思って・・というのと、売上増を狙って・・という2つの動機があるだろうが、玄斎のご主人は後者は考えないと思う。

その店のファンだというなら、ご主人が伝えようとしているものを汲み取るべき。持ち込んでもらえばいい、という意見もあったが、お客さんのご勝手に・・という態度もやめてほしい。悲しくなる。

 

念のため、言っておく。日本料理の店でワインを飲むのはアリかナシか。ありえない・・という人は多いと思う。ワインはありでジンジャーはなし?そんなのおかしい。ワインを飲む人がいるなら、ジンジャーを飲みたい人がいてもいいんじゃないの?その考えは正しいと思う。否定も肯定も、結局は好み次第?自分の都合の良いように考えるもの?だったらいいんじゃないの?それも大体正しい。

ちなみに、僕はワインを売る仕事をしているけれど、ワインを置いている店なら必ずワインを飲むわけではない。その店がお薦めしているなら試すかもしれない。狙いはあるんだろうから、一度は受け容れてみるかも。基本的にはその店にあるものを楽しむ。餃子しか置いてませんとアピールしている店でご飯を期待しないし。

もうひとつ念のため。ワインを置いていない店で、絶対にワインがあるとその店は良くなる・・と確信をもった店があったとして、言わないけれど心の中ではそう思い続けると思う、そしてお付き合いが深まった時にご主人に軽く提案はするかもいれない。(でもうちで仕入れてほしいなんて全く思わない) だから、ジンジャーエールを売る仕事をしている人がいて、この店にはジンジャーがあるともっと良くなると確信が持てるなら提案するのは良いと思う。でも、その時に大事なのは、勝手な解釈ではなく、その店の魅力をちゃんと理解しているか、ご主人が何を伝えようとしているのかを汲み取れているのか・・だ。

 

・・と、こんなふうに、ここでは一個人の意見をつらつら書いていくつもり。今回はたまたま玄斎さんの記事をきっかけにしたが、ここで書いていることは、実際は特定の店のことではない。また、誰かを非難するつもりはまったくなし。論戦を繰り広げたいとも思わない。みんな好きに考えて、好きにしゃべる、それで良し。

| comments(0) | - | 00:56 | category: 書き留めておきたいこと |
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