ジェロボアム店主のPrivate Cave

神戸元町のワインショップ・オーナーの備忘録。
ワインの試飲レポートや過去の記事、個人的に置いておこうと思った文章、随想録としてこのページを作りました。
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# 見栄えより、瞬間の面白さより

個人として、店として、SNSを利用している。アップした記事は関係性のある人たちに瞬時に広まり、内容によっては注目を引くこともスルーされることもあるけれど、だいたいのところ有益なツールだと思っている。

しかし、自分としてはこだわりのあった記事も数日、数か月と経てば、それを自分でもう一度見つけるのも難しい。読んでくれた誰かに強いインパクトが残った場合でも、わざわざ保存でもされない限り、その記事はどこかに消え失せて、誰の記憶からも薄れていく。そんなSNSの特徴は、薄っぺらで無責任なほうが面白がられるし歓迎される今の世の中には合っているのだと思う。情報は能動的に得るものと、きっかけを与えればむこうから勝手に飛び込んでくるメルマガやSNSのような受動的に得るものがあるとして、心に意識にきちんと残るのは前者のほうではないか。

僕は今年で52歳、ジェロボアムは18年目に入った。だからでもないが少し思うところがあり、店のホームページの隅っこを使って、思うことをただ綴って備忘録として残してみようかと、このページを作ってみた。

6年間ともに働いてくれたスタッフが辞め、以前のような自分一人で運営する店になったのだが、ジェロボアムは個人事業主の僕の趣味や考え方などが表れた空間で僕そのものなんだなぁ・・とあらためて思った。そして、街中のビルのテナントを賃借りして続けてきたけれど、あと何年でここを出ることになるだろうと最近考えるようになった。神戸にジェロボアムは必要だ・・と言われても、一代の店だ、その日はそのうち来る。おそらくそれほど先ではない、想像するだけで寂しくなってしまうが。

そこで心境の変化があったということで・・その日までの間、ジェロボアムを私物化する。もちろん自分の店は私物かもしれないが、商売で人を招き入れる以上、100%私物ではないような意識があるし、『ソムリエは我を捨て黒子に徹するもの』という美しい理想像も持っている。しかし、なぜ酒屋を始めたのか考えてみたら、ソムリエより酒屋の兄ちゃんのほうが気楽で良いと思ったからだった。多少、雑でも許される?のような。(しかし、ワインショップは酒屋とは違うんだなぁ。スマートさが必要だと僕も世間も思っている)

ちょっと極端な発言もするかもしれない。実際、普段でも、周りが冷や冷やするようなことも言うことがあるので。SNSなどネット上では炎上と言われる状態にもなりかねない。その場合は、すぐに修正・削除もすると思う。でも、これはそれでも必要だ・・と思う記事ならしっかり残したいと思う。(大人としてやめといたほうがいい内容はわかる・・と思う)

最後に、このページはエゴに満ちた場所になりかねないし、読んでほしいと思って書かないと思う。誰かの機嫌を損ねたくもない。だから、興味がない人はわざわざ見ないでほしい。なら、こんなとこに残すな?正論だ。でも、ここは私物だと宣言して、意味なく立ち入らないでほしいとだけ言っておきたいと思う。別に不機嫌を吐き出したい時に使う場所ではないので・・念のため。

主に、日々思うことのほかに、これまで続けられなかったワインの感想なども気軽な程度に残すつもり。ワインの記事は読み手を意識すると頑張って書いてしまうので・・。

 

| comments(0) | - | 23:59 | category: 随想 |
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